製品 - DAM-D蒸気過熱防止装置

​​​​​​​​​DAM-D:蒸気過熱防止装置

​蒸気過熱防止装置DAM-Dは通常、蒸気減圧弁とともに蒸気変換弁を構成します。VLR蒸気変換弁は減温用コンポーネントとしてDAM-Dを使用します。DAM-Dは出口に溶接したり、蒸気減圧弁から下流近くに設置することができます。上流の減圧弁に対する減温機能のほかに、DAM-Dには減圧弁によって生じることの多い非常に不規則なフローパターンを調整する役目もあります。さらに、DAM-Dは騒音を軽減し、バルブ出口の速度を排除または低下させるバックプレッシャーも生み出します。

DAM-D蒸気過熱防止装置は、大量のスプレー水が必要な減温に使用します。
​​​

主な特長


DAM-D過熱防止装置は2つの段階を経て機能します。最初は減圧で、過熱防止装置の入口直後に設置されたひとつまたは複数の穴あきシリンダーから構成されます。第2段階は過熱防止装置の出口に差し込まれた一連のスプレーノズルからなり、これらは機械的に開きます。ノズルのサイズや数、差し込みの長さは、蒸気過熱防止のニーズにより異なります。大型のパイプの場合は、より広いエリアをカバーするために複数の差し込み長さを使用することもあります。スプレーノズルは過熱防止装置の周囲にめぐらされた共通の送水管から水を受けます。スプレー水の流量は、制水弁により外部で制御する必要があります。

減圧
過熱防止装置での減圧は、入口の後に設置された配管数とそれらのドリルパターンに左右されます。DAM-D内にパイプを設置すると、上流に圧力制御弁を個別に設置した場合に必要な出口のサイズを小さくすることができます。また、二次的な減圧ステージが必要な場合、既存の圧力制御弁にこの機能を付加することも可能です。

フローパターン
減圧用のパイプは、上流の圧力制御弁で発生することの多い不規則なフローパターンを調整し、出口での速度を排除または低下させるバックプレッシャーを生み出します。また、パイプの中心に流れを向けて管壁から水を遠ざけ、保温ライナーの必要性を排除します。パイプによって高まった蒸気の速度は、より高い動力を発生させ、それがスプレーノズルから噴出した水滴に作用して蒸発を促進します。

騒音軽減
複数の減圧パイプは、蒸気のフローが多数の部分的な流体ジェットに分割される場合に拡散器の役目を果たします。これによって蒸気の運動エネルギーが急速に消失するのを助け、騒音や振動の大幅な低下につながります。

​メリット

  • 保温ライナーの必要性を排除するフローパターン
  • ノズルによりフラッシングを回避
  • 各ノズルが流量に関係なく差圧を維持して水を噴霧化
  • 大量のスプレー水に対応可能な設計
  • 蒸気の断面に均一に水を散布
  • 下流の配管への水の衝突(キャンディーストライピング)を防止
  • ノズルのアセンブリには保温バリアが含まれ、水と高温の出口で熱衝撃の発生を防止
  • 用途に合わせたカスタム接続
  • 最高3つの減圧ステージを標準装備
  • 上流のバルブの出口サイズを縮小

スプレーノズル


噴霧用スプレーノズルは、パイプ出口に差し込まれたノズルホルダーに収納。水はパイプの足元部分とノズルチェンバーを経由してからスプレーノズルに送られます。
  • ノズル自体にスプリング式プラグが備わっており、ノズルホルダー内の圧力が高まるにつれて伸びるようになっています。それぞれのノズルが噴出する水量は、ノズル本体開口部の直径、スプリングの調整、蒸気のパイプラインと水のパイプライン間の差圧など、数多くの要素によって決まります。
  • 冷却水は数多くの水路を経由して内部のノズルチェンバーに入ります。水路の特別な配置により、水はノズルプラグの周囲を回ります。プラグとシートは、ノズル端部で水の速度が最大になるよう設計されています。ノズルから高速で水が噴き出るため、
  • スプレー水が細かい霧状になってすぐに蒸発します。
  • 内部のノズルチャンバーで開いた状態で特定の水圧を維持するため、ノズルプラグにあらかじめスプリングが備わっています。ノズルを開く力は、調整ナットで設定します。
  • ノズルは蒸気のフローに対して垂直に噴出するため、蒸気に対する水の相対速度によって効率的に二次的な噴霧化が発生します。

構成

圧力制御弁に溶接
DAM-Dは多くの場合、減温用コンポーネントとして減圧制御弁とともに使用されます。バルブ出口に直接溶接して、すべてが揃った蒸気変換弁とすることもできます。一般的な例を以下に示します。

その他の設定
DAM-Dに代わる方法は、VLBを使用することです。
  • DRAG® + DAM-D
    • DRAGR圧力制御弁の出口に溶接された過熱防止装置。
  • VSG-C + DAM-D
    • VSG圧力制御弁の出口に溶接された過熱防止装置。

DAM-Dと独立した圧力制御弁
これは、曲がったパイプによってVLR圧力制御弁と過熱防止装置が別々になる一例です。DAM-Dでは、注入された水滴が完全に蒸発して温度調節システムが確実に機能するために、最低でもまっすぐなパイプと同じだけ距離をあける必要があります。過熱防止装置/バルブ設置の詳細は、II500.00 - 設置ガイドラインをご覧ください。この例の場合、過熱防止装置は推奨される下流のまっすぐなパイプと同じだけの長さがありますが、圧力制御弁は屈曲部の直前に設置する必要があります。

一般的な製品仕様​​

処理能力
無制限(開口部のサイズと数により異なる)

材料
蒸気パイプの材質は接続するパイプの材料により異なります。
ノズルおよびスプリングはX19CrMoVNb11.1*製(標準)

レンジアビリティ
ノズルのターンダウン:
一部の水制御弁のターンダウンによってのみ制限されます。
システムのターンダウン:
蒸気の最低速度や温度制御は通常、蒸気の圧力に応じて下流で4-6 m/s(13-20 フィート/s)

圧力クラス
DIN PN 16-320
ANSI 150-2500
*高温の用途および水の注入がない条件用にインコネル製のノズルやスプリングもあります。

開いた状態の圧力(OP)ノズルの仕様

​スプリング式OPノズルにはさまざまなサイズがあり、処理能力や開いた状態の圧力も多様性に富んでいます。
開いた状態の圧力(Δp)とは、水の入口とDAM出口間の差圧を指します。
Q0 = 必要な冷却水の流量(l/m)

例​

蒸気の配管の構成上の都合でVLBのような完全な蒸気変換弁を使用できない場合、VLR蒸気減圧弁とパイプに溶接されたDAM-D過熱防止装置を使用して、同じ機能を実現することができます。この場合、減圧弁は過熱防止装置に対して垂直に設置し、90°に曲がった蒸気パイプで2つを接続します。
 
スプレー水は、過熱防止装置の出口周囲に取り付けられた機械式の噴霧スプレーノズル群を用いて蒸気に注入されます。スプレー水の流量は、DAM-D水入口パイプに接続された制水弁によって制御します。



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